介護で起きている問題

終活
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こんにちは!
終活ガイド上級資格者,終活セミナー認定講師、
認知症サポーターのダブル介護経験者リョウです。

今回の終活は 介護で起きている問題

【介護虐待】
介護虐待は最も多い問題です。在宅介護、施設介護を問わず報告されていますが、その虐待の内容は大きく分けると次の5つになります。①殴る蹴るなどの暴力行為や拘束、薬の過剰投与による心身の自由を奪う身体的虐待。②暴言や威圧、脅迫、無視などの心理的虐待。③年金や預貯金の使い込み、日常生活に必要なお金を渡さないなどの経済的虐待。④わいせつ行為など性的な嫌がらせをする性的虐待。⑤入浴や排泄など必要な介護をしない介護放棄です。在宅介護で起る虐待は、親の介護をひとりで抱え込んでいることが多く、精神的ストレスと肉体的な疲労の蓄積が原因になっています。厚生労働省の調査によると、虐待と判断された件数は、在宅で高齢者の世話をしている家族、親族、同居人等によるものが1万6384件、介護施設などで養介護事業の従事者によるものが452件でともに増加傾向です。
【介護うつ】
在宅介護によく見られ、介護生活のストレスから介護をしている家族がうつ病になることを言います。在宅介護者の4人に1人が発症しているという報告もあります。
【介護離職】
家族の介護と仕事の両立が難しくなり会社を退職する人が少なくありません。政府は「介護離職ゼロ」を目指していますが、あまり効果は出ていないようです。介護離職をした中高年は介護が終わった後の再就職が難しく、収入も大幅に下がるというデータも出ています。
【介護離婚】
介護が原因で離婚する家庭が増えています。配偶者の親や兄弟姉妹との関係が悪く、配偶者の理解と協力を得られない状態で、義理の親の介護によるストレスから離婚に至るケースです。
【ダブルケア】
晩婚による高齢出産で親の介護と子育てが同時期に発生する状態のことを言います。ダブルケアは核家族化による親戚づきあいの希薄化や、少子化により介護負担の集中が招いた結果でもあります。今後ますます深刻化が予想されていて、親の介護を誰がするのか子どもたちの間で問題になりつつあります。
【老々介護】
高齢者が高齢者を介護する状態のことを言います。子どもがいてもダブルケアの負担が大きいので、高齢の親も可能なかぎり自立して生活しています。少し前までは高齢者夫婦における介護に使われていましたが、最近では未婚の兄弟姉妹におけるお互いの介護をはじめ、長寿化により高齢の親を高齢者になった子どもが介護する親子の老々介護も出てきました。
【認認介護】
老々介護が進んだ結果、認知症を発症した高齢者が認知症の家族を介護している状態のことを言います。認知症患者数は400万人以上で、軽度認知障害(MCI)の人も合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人は認知機能になんらかの問題を抱えています。病院で認知症の診断を受けていない人まで含めると、今後は認認介護の状態にある世帯が増えていくと思われます。
【介護難民】
介護が必要な高齢者が増えた結果、施設でも在宅でも必要な介護サービスが受けられないケースが出ています。原因として介護人材の不足や社会保障費の問題がありますが、介護難民は認認介護や老々介護の温床にもなっています。こうした介護の問題を解決するために厚生労働省は「地域包括ケアシステム」という仕組みづくりを推進しています。お住まいの市区町村には高齢者の生活や介護の相談窓口として地域包括支援センターが設置されていますので、突然の介護で慌てないよう問題が起きる前に近くの地域包括支援センターを利用して、地域の介護サービスの情報を得るなど準備をしておきましょう。

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